一生に少なくとも一度だけは
綺麗な時があるという
女性の神話
それは個人によって異なり
ある人は少女時代に
四十になって耀く人もいれば
八十歳を過ぎてから、目脂がきらりとひかり
悩殺する女性も中にはいるらしい
あなたの最も美しい時が欲しい!
でもそれはどういうことなんだろう?
この世には外側だけでなく
眼に見えないものもあるから…
多くの哀しみを乗り越えて
闘ってきた肉体が
大切に大切に包んでいるもの
その中心にある、眼に見えないものを
忘れては困るのだよね
それを僕は良く知っているから
あなたのもっとも美しいときを
こうして、一人占めしていると
感じているんだよ
別伝・My story of love 13