Love Letters In The Sand
As Performed By:Pat Boone

On a day like today
We pass the time away
Writing love letters in the sand
How you laughed when I cried
Each time I saw the tide
Take our love letters from the sand
You made a vow that you would ever be true
But somehow that vow meant nothing to you
Now my broken heart aches
With every wave that breaks
Over love letters in the sand
* Whistlin' * Now my broken heart aches
With every wave that breaks
Over love letters in the sand

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2003.7.4
向こうからとても美しい女がやってくる。女は(ひと、と読んでね)
昔の人は上手い事を言った。袖擦り合うも多少の縁、と。今、前から来る美女は擦違う時、急に足を出すかもしれない。
そうすると僕はひっくり返ってしまう。彼女は「ごめんなさい、痛かったでしょう?」とハンカチをくれる。
僕は彼女の無礼に対して、決して怒るまい、足を出すということを知っていたのに、注意しなかったのが悪かったのだから。
あ!今擦違う、何と!彼女は足を出さない、だから僕は転ばない、故に何も起きない。
今日も又、何事も無く静かに過ぎて行く。

2003.7.5
立島夕子さんのホ-ムペ-ジが消えてしまった。僕は彼女のフアンなので
とても心配している。傷だらけになりながら自分をさらけ出せる人はそんなに
多くはいない。彼女の存在によって傷付いた人はいるだろうか?誰もいやしない。
彼女はこのギスギスした世界を楽しいものにしてくれている。

「私はいつも、夜、どこかの森で美しい裸の女にぱったり出会える事を、
信じがたいほどに激しく望んでいた。、、、、、ああ!そうしたら、
私が今書いているこんなものは、書くような破目にはならなかったにちがいない」
アンドレ・ブルトン  ナジャよリ

2003.7.6
人口問題について、深く考察している内に今日も過ぎ行く。

2003.7.7
何と!立島夕子さん無事であった。無事を祝って都都逸を二つ。

♪ こうしてこうすりゃこうなるものと 知りつつこうしてこうなった
♪      白だ黒だと喧嘩はおよし、白という字も墨で書く

2003.7.8
言霊よ、僕はお酒が飲めないんだよ、でも今夜は何だか哀しい。
だから御猪口に一杯だけ飲もうね。

2003.7.9
、、、と言って御猪口に一杯飲んだ。何だこんな物幾らでも飲める。
実をいうと私は一升飲んでも時間の感覚が麻痺するくらいで、ビクともしない。
気分も楽しくならないし、悲しくもならない。せいぜい皆で裸になって御風呂に
入りたくなるくらいだ。男性だけなら問題ないが、女性が居ると困る。
昔は混浴だったのにね。それで風紀を乱す恐れがあるので飲まないのだ。

2003.7.10
向こうから想像を絶する美女がやって来る。普段ならそちらに
目を向けるのだが、其の時は、今朝何を食べたか一生懸命思い出そうとしていた。
続く、、、、。 投稿を待つ。 →

2003.7.11
狸が風に吹かれている。きらきら夕日が沈む。
読後感よし!

2003.7.12
迷い星に投稿させて下さい。
「今朝何を食べたか一生懸命思い出そうとしていた」 からですね。

人間というものは、やったことを思い出せないと、実に気分が悪いものです。
色々な方法がありますが、私は催眠術を利用します。驚愕法でやりますからね。
この指見て下さい。はい!かかりました、今何が見えますか?「美人が見えます」
「どんな、美人ですか?」 「想像を絶する美人です」
「時間を遡りましょう、さあ何を食べていますか?」
「ああ!思い出しました、今朝は何も食べてませんでした」

2003.7.13
悪魔の申し子の投稿です。

「私はゲップの匂いで何を食べたか当ててみましょう」
「背中を押すからゲップするんですよ」「あ!ゲップのし過ぎで死んじまった!」
「菜っ葉ばかり食っていたからなあ!」

2003.7.14
今日僕の個展のオ−プニングだった。七戸優さん、小野田維さん、
堕天使(前澤良子さん)、谷神健二さん立島夕子さん、多賀新さん、田中章滋さん、長島充さん、
他絵描きさん達、僕の友人関係、さらに変人奇人合わせて40人以上来てくれて、とても盛り上がった。
普段、何にも参加していないのに、皆さん差し入れまでしてくれて、心から感謝しています。
嬉しかったです。絵も大きいのから売れ始め、止まる気配がありません。
長いこと眠っていたのですけれど、許してくれたんでしょうか、有り難う。

2003.7.15
BBSやこうした日記を書いていて気付くのだが、ほとんどの場合
不特定多数を相手にしているのに、読んだ人は自分に当てはめ、傷付いてしまう事が有る様だ。
その欠点をカヴァ-する為に、私は出来るだけ笑いのオブラ-トに包んで発信する事にしている。
本当に人間は傷付き易い、それは驚くほどだ。多分これを読んでいる人がいたとすると、
それは芸術関係の人だと思う、彼等の神経は繊細だろうから、もっと注意しなければと思っている。

2003.7.16
「奇妙な果実」を買ってくれた小原さんが今日画廊にやって来た。
地唄の曲をやっている、素敵な人と聞いていたが、それどころではなく、とんでもなく
美人だった。一冊しか手持ちの無い本を彼女に見せる為に持って行ったのだが、
あまりにも美人なので、痺れてしまって、気がついたら彼女にそれをプレゼントしてしまっていた。
どうしよう?「知りませんよ、そんな事、古本屋で探してください」

2003.7.17
美人が何時も一人で、向こうから来るとはかぎらない。問題なのは
例えば、四人も揃って向かってくる時だ。擦違うまでに是非とも美しさの順位をつけたいからだ。
「え-と彼女が一番、2番、3、4、」  「もしもし、青木画廊はどの様に行けば良いか知りませんか?」
「青木画廊? 1、2、3、4、あ!それなら僕がこれから行きますよ 1、2、3、4、」
「一緒に行きましょう 1、2、3、4、。あれ?何が 1、2、3、4、だったっけ?あなた知ってる?」 「知りませんよう」
「青木外司さん 1、2、3、4、に何か心当りありませんか?」 「知らんね、それより絵を真面目に描きなさいよ」

2003.7.18
今日はくたびれたので、個展会場に行くのは休ませてもらった。
そもそも僕が居ない方が絵が良く売れるみたいだ。僕が個展会場で何をやっているかと言うと、
この不景気時に、絵を買わされる人が可哀相で、つい、御止めなさいと言ってしまうから。

2003.7.19
為にならないことを書き過ぎたので、
この辺でバグワン・シュリ・ラジネ-シ和尚の言ったことを記す。

もしあなたがおろかだったら
あなたは自分自身も他人も害する
もしあなたが賢ければ
あなたはだれにも害を与えない
他人にも
自分にも

ほんの一瞬でもいい
ふたりの人間の間に愛が起こり
愛が流れるとき
そこにあるのはふたつの(無)であり
ふたりの人間じゃない
もしあなたに何らかの愛の経験がありさえすれば
それは理解できるだろう

もし愛するなら
ただもっと愛するのだ
あなたのまわりに存在するあらゆるものに対して
木々に
石ころに
空に大地に
あなたの実存が
あなたの実存の質そのものが
ひとつの愛の現象となる
そのときこそ(信頼)が姿を現す
障壁が打ち破られ
境界が投げ捨てられ
出会いが可能となる

2003.7.20
アダム: ねえ、イヴ、ゲジゲジが愛の営みをしているよ。
イヴ:  足が沢山ある奴は苦手なのよ、でも考えてみると、人間のSexも
     他から見ると気持ち悪いものかも。
アダム: 足の無いナメクジは?、聞くまでもないか、嫌だよね。
イヴ:  ナメクジラは嫌だけれど、蝸牛は良いかも。
アダム: 今ナメクジラと言ったかい?クジラと言えば昔フェデリコ・フェリ-ニ
     の「カサノバ」の映画で、不能になったカサノバが鯨の胎内の
     魔窟に入り、阿片を吸っているヘンリ卿に挨拶をしてから
     巨大な女性に治療してもらったのが、記憶にあるけれど、
     あんた、胎内の中に入りたいかい?
イヴ:  入りたいわけないでしょう、近親相姦だって嫌よ。
アダム: さっきの蝸牛のSexだけれど、人間も真似出来ないかな、
     二軒家を建ててね、二人が窓から、蝸牛みたいに
     顔を突き出すんだよ。
イヴ:  馬鹿ね、それでどうする気なのよ、蝸牛になりたければ、
     アレキサンダ大王の時代のディオゲネスが住んでいた樽
     が一番良いでしょうね。
アダム: ディオゲネスは樽に住んでいたんだ!
イヴ:  そうよ、樽だったら転がしていけば、好きなところに直ぐ
     行けるからね。
アダム: ウ-ム、二つの樽に僕達別々に入ってSexするわけね、
     どうすれば出来るだろう、可能性を考えてみよう、何だか
     燃えてきたみたい。
イヴ:  私達って触覚的人間じゃあないのよ、イメ-ジが全てなのよ
     どうして、世間の連中はあんなアホみたいなSexにこだわる
     のかしらね、ねえ、林檎食べてから、一緒にベッドに行かない?
アダム: 行ってどうするの?
イヴ:  摩擦係数の御話でもして。
2003.7.21
今日は真面目に個展がどうなっているのか報告。
関西方面から、谷神さんから勧められて、鎖で繋いだ生地の服を着た、とても美しい
女性が来廊してくれた。往復三万円は掛かるよね。他に、やはりインタ-ネットで知ったという
男性が一人、関西からやって来た。これって凄くない?絵は滅茶苦茶に売れて
どうやら画廊新記録らしい、僕は絵描きではないが、魔術師であることが
これで証明されたと思う、だからこれからは僕に草取りの仕事は持って来ない様に。
ほのぼのと、ほのぼのとお別れです。

2003.7.22
僕の絵を買ってくれた佳人、小原さんのご主人が絵を見にきてくれた。
驚いたことに、彼は僕の息子衣緒里の絵を二枚持っているという。夫婦の好みが違う為
それぞれ自分の部屋にお気に入りを飾っているらしい。
その彼が「美しい、女吸血鬼、レイミアさん」の事を僕に聞いてきた。
「彼女はどんな人ですか?」  「とても素敵な吸血鬼ですよ」
「僕は完全に描き込まれたものより、未完成でもよいから、見た人がその時の気分によって
想像出来るものが好きです」と彼は言った。
磨けばきっと光るに違いない人が、この様に何時の間にか誰かに見られている。

奥方は、気が滅入った時は横尾龍彦の絵からエネルギ-を貰い、心穏やかな時は
僕の絵を見ると、ご主人は言っていた。そして昔僕が描いた「絆」という絵を何処からか手に入れて
持っているという、僕は「縁」を大切にする人間なので人生の不思議さに感じ入っている。

2003.7.23
もう直個展が終わる。今日は雨が降っていて静かな会場だった。
この作品達と別れが待っいる、物にも運命があって、二度と会えないものもある。
静かな時は絵と語ることが出来る。良い一生を!絵に祝福を与えた。
青木外司氏が僕の次の個展は遺作展だな、と酷いことを言う。
彼は自分の歳のことを棚に上げている、反省の無い人間だと思う。
女房に其の事を話すと「遺作展やる絵が無いから、真面目に描いてくれないと出来ないと言う」
僕は世間の連中から、最早棺桶に首まで入っていると見られているらしい。
今回は其の事が判った有意義な個展であったと思う。

2003.7.24
今日は昨日の静けさの分賑やかでくたびれた。
四谷シモンさんが、銀座で大切なお店を紹介するという「オブラ」という雑誌の記事の為
講談社のカメラマンが画廊の部屋を写していった。どう言う訳か僕や、
絵も撮っていった、どうする気だろう。昔「幻視の森」で一緒だった(たかしたかこ)さんが
来廊してくれた。話すのは初めてだったが、彼女の素朴な人柄に惚れ込んでしまう。
心温まる出会いは嬉しい。

2003.7.25
「質問があるんですが」  「何でしょう?」
「何故あなたは何時も女性のことばかり書いているのですか?」
「芸術作品というものは、(男と女の関係を複雑に描けば描くほど優れたものになる)
という話を聞いた事ありませんか?」
「素敵な風景(世界と言っても良いですが)というものは、
そこに点景となる素敵な男女がいなければ、淋しいものです」

2003.7.26
五日鎮守歌麿(いつかちんじゆうたまろ)と申します。
今頃何ですが、7月10日の日記
向こうから想像を絶する美女がやって来る。
普段ならそちらに目を向けるのだが、其の時は、
今朝何を食べたか一生懸命思い出そうとしていた。
に投稿させて下さい。

何を食べたかを忘れても良いが、食べた事を忘れるのは良くないらしい。
もう私もそろそろ終わりだね。おや、向こうからもの凄い美人がやって来る!
もしかしたら、彼女擦違う時足を出すかもしれない、気を付けよう。
わ!腕を掴まれた。「な、何をなさいます?」  「何をなさいますではないでしょう。今日一緒に
食事をすると約束したではありませんか」  「美しい方あなたは何方様、僕との御関係は?」
「御戯れを、妻ではありませぬか」

2003.7.27

「質の聖者の恋詩」
何時も顔を見合わせ 立っているだけだった
何時の間にか刻まれたその皺の向こうに
確かにあの輝いていた時代の
あなたの瞳が見える

私は理解する
見えないものは何時だって美しい!
立ち尽くす、ただ立ち尽くすことしか出来はしないだろう
もし触れてしまったなら
きっと全てが消え失せてしまうから

2003.7.28

「量の聖者の恋詩」
ただ黙って立っていても
刻まれたその顔の皺は消え失せはしない
触れる事の出来るものは何時だって美しい!
今肩を抱かなければ何時抱きしめる?
もし今触れなければ
きっと全てが消え失せてしまうだろう

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