静かな夜にみる星の
まばたきの間のこの生の
背骨にかかる荷の重み
時に氷雨のこの生に
人肌求めて手を伸ばす
指にかすかな薔薇の棘
押しても引いても血は滲む
仕方ないんだ
静かにみえても、それは愛
髪振り乱し御立会い!
静かな夜が懐かしければ
狂う心は静めなければ
テ−ブルに額を打ち付け
我が身許せば
ためらい秘めて返される
かすかに触れたその指に
見え隠れする赤い糸
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