山本掌という幻想俳句とも言うべき、エロスとタナトスを詠う特異な俳人がいる。
彼女はメゾ ・ソプラノ歌手でもあり、金子兜太の一番弟子ともいうべき人です。
漆 黒 の 翼 山本 掌
その彼女が個人誌「月球儀」四号を今般発行しました。
特集は「声と言葉の身体」のありようを 俳人・田中亜美氏、オペラ歌手・渡辺健一氏、
歌舞伎に関して丹羽敬忠氏に書いてもらっています。
更に、萩原朔太郎撮影写真に彼女は俳句を詠んでいます。
そして何と!高松潤一郎の絵まで載せてくれました!!
一体、僕の絵を俳句の本に載せようと思う俳人が他に居るでしょうか?
上記の画像は、左:「月球儀」表紙装画:司修 題字:伊豫田晃一
中:萩原朔太郎撮影写真 波止場
右:高松潤一郎「月の粉」
僕の絵は他に「通りゃんせ」「夢占い」「吸血鬼伝説」「火幻」等が載っています。
僕のパンフレットを書いてくれた澁澤龍彦さんものっていて、これは将来古本屋のガラス・ケ−スに収まる運命を持った本に間違いありません。
僕は普段値段のはっきりしない古美術が好みなので、もしこの本に興味のある人には、譲る価値がある人と僕が認定してから、
裕福な人には一冊一万円、そうでない人には千円で売りたいと思います。
将来子孫に宝を残しましょう。
それでは皆さん良い夢を。