*
*
*
*
*
*
*




「風の詩」  [Poetry of wind]  高松潤一郎 



南の女神 北の魔女 西の悪魔に 東の骸骨

南の女神 北の魔女 西の悪魔に 東の骸骨
前世の記憶の残骸どもか
それとも新たに巣食った無慙な施術者たち
おぼろな恍惚の思いに沈むまにも
われわれはなんと多くの夢魔にさらされ
どれほど多くの表皮で溶けながら
四肢のいちいちを握られ繋がれていることだろう
魘されもがくたびにいのちの河のさらに深間の
妖しい暗がりへと引き込まれ
当てにもならない変身の施術の台に据えられては
われにもあらず譫言のような叫びをあげるのだ
おお南の女神 北の魔女 西の悪魔に 東の骸骨
あなたがた一丸となっての全能に賭けて
永遠へのわが美しき変身の成就を信ず と

ユリイカ 渋沢孝輔による詩
高松潤一郎同題画に寄せて


太陽はどこに.....   澁澤龍彦

[1968年]青木画廊個展パンフレットから


高松潤一郎氏の絵を見て、私はまず最初に、北方の
森の博物誌という印象を受けた。
それは地衣類や蘚苔類にびっしり覆われた、憂鬱な
湿地帯で、ドリヤッド(樹木の精)とニックス(水の精)
とが不倫の交わりをする世界であり、動物と植物とが混淆し
て、ふしぎな生物を現出させる世界である。
北国生まれの高松氏は、幼時から、このような永遠の薄暮に
支配された、森の幻想を心のなかに育てていたらしい。
北方的心情にあこがれた詩人ジェラ-ル.ド.ネルヴァルは、
「憂鬱の黒い太陽」を歌ったが、高松氏にも奇妙な
ヘリオフォビ-(太陽恐怖)とヘリオフイル(太陽憧憬)とが
同居しているようだ。
たぶん、太陽は彼のタブロオの裏側に存在しているのだろう。
私にはそれがよく解かるような気がするのである。


夢想家を一般にロマンテイストというが、果たしてそうだろうか。
いや、少なくともその一部には、探求者あるいは検証者とも言う
べき人種が存在するらしいことは、この一点の絵画によって明白
ではなかろうか。
一見してめくるめく微細で光彩にあふれたこのヴィジョンの世界
を生んでいるものは単純な夢想ではない。
日常の領域を超脱し、不可能と非在の幽明境へと飛翔しうる特殊
な想像力の持主だけがこのように鮮麗に描出しうるものであり、
そこでは、画家は夢想家という以上にもっと能動的な幻視者に転じ
ているように思われる。
それにしても、この微粒な卵子のごときものが蠢動する澄明な識域
の光景は、なんという妖しさであろう。現実には絶対に現れること
のない人間の意識の基底の像である。

POST COLLECTION <夢ビ-ドロ>の絵の為に
瀬木慎一

インタ-ネットは不思議な世界です。皆、純粋に創る喜びを
分かち合う為に、自分でつくったソフトを無料で開放してい
ます。このホ-ムペ-ジを創るのにインタ-ネット上の
「へてむるライタ-」を使用しました。
ソフトを無料で、提供してくださった、
Kenji Hosimoto氏に感謝いたします。
このささやかなホ-ムペ-ジが電脳空間の中で、
もしかしたら、長く生き続けてくれるかも
しれない、と夢見ています。

高松潤一郎


THANKS



inter-netで知り合った天使の一人kibabee2氏の
image animationです、彼は僕に音楽を扱うtechnique
を教えてくれて、それが終わると去っていきました。
会う事は出来ませんでした。
本当の天使は、姿が見えないのです。

This is the image animation of Mr. Kibabee 2 who is one of the angels I met via the Internet.
He had gone after teaching me the technique of handling music.
I didn’t have a chance to meet him.
You can’t see real angels.



mailtjun16@hotmail.com

top
   
Vip Room 2
 gallery1 gallery2 gallery3 gallery4 gallery5